スプーン泳法 (4) 〜 スプーンのイメージ 〜 高橋 大和 |
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■ 『スプーン』の正しいイメージ スプーンを握る部分がちょうど水面にくるようにイメージする。
スプーンの握る部分は、実際のスプーンと同様に若干カーブしていて、 『ふくらはぎ』と、『つま先』のカーブと一致する。
スプーンのイメージ図
従って、スプーンの握る部分が水中に下がっていくイメージを作ってはいけない。
なぜなら、それは、 『伏し浮きが出来ない人が使うモーターボートイメージ』で、『胸を突き出す間違ったイメージ』 だからだ。
尻下がりスプーンイメージ
■ ネーミング『フラット泳法』の欠点 『万人に共通のイメージを持たせる事が出来た、モーターボートイメージ泳法』
のような選手視点の"優秀な泳法イメージ"が廃れてしまった現在、 幼い選手でも、具体的な泳ぎをイメージさせる事が出来る 『選手視点の泳法イメージ』 がない。
現在の4泳法の理想は、『フラット泳法』と一般に呼ばれる事が多いが、 『フラット』というのは、泳ぎを外側から見た時の『見た目』を表現したものに過ぎず、『研究者視点』だ。
普通、『フラット』と言われば、『床』のような『固い状態をイメージ』してしまうが、現代泳法での実際の動作感覚は真逆で、非常にしなやかで繊細な動作感覚だ。
しかも、『フラット泳法』の場合、『1970年代以前に使われ、すでに廃れてしまったフラット泳法』との差別化が出来ない。
そこで、 『スプーン スタイル ストローク(スプーンイメージ泳法)』 を、私は提唱している。
スプーンイメージ泳法
スプーンは、 『体幹や、力のかけ方を、選手の体内から感覚的に捉えたイメージ』 だ。
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