マスターズ大会に出よう! (9)

〜 足がツった時の対処 〜

2010.06.10

  

 

■ 足がツった

足をツる事は、競泳選手でもそれなりにある。

激しい練習をこなしている時や、ひさしぶりのレースなどで、スタート/ターンをする時に、足首を使って壁をおもいっきり蹴った時に、よく起きる。

 

スポーツ経験の少ない人は、つった事がないかもしれないが、ふくらはぎがビーーーンと痙攣し、超痛い。

 

 

【ツる時の順序】
【1】 足裏(親指の付け根)がグー方向に引っ張られる
【2】 次に、ふくらはぎがヘコむ感覚でツって激痛

 

【ツるった時の解除】
【1】
痙攣と反対方向に、足首と足指を反す
【2】 ふくらはぎまでツっていたら、痛みを無視してふくらはぎを伸ばす

 

 

初めての人には恐ろしいかもしれないが、ツリかけた時に、解除する方法があって、壁を蹴る時と逆の方向に足首を持っていくと、解除できる。

(ジャンプする時の足首方向(足指方向)にツるので、立っている時の足首方向に向けると解除できる)

 

ツリかかった時なら、足首を軽く反す程度で解除できるが、痛みに従ってしまうと、完全にツってしまい、ふくらはぎまでツって、激痛が走る。

 

陸上に助け上げられる人は、ツった痛みに従ってしまって、痙攣で引っ張られるままに足を伸ばしているから、ツったままになる。

恐ろしくても、痙攣で引っ張られる方向と反対に、エイヤーと、足首を反して、ふくらはぎを伸ばせば、一瞬にして痙攣が解除される。

 

実際、陸上に助け上げられても、同じ解除方法を無理やり使われて、一瞬走る解除の痛みを味わう羽目になるのだから、自分で勇気を出して解除した方が、早く楽になれる。

 

ただ、軽くだったとしても、一度ツってしまうと、そのレースやその日は、すぐにまた、ツリそうになるので、100%の力は出せなくなる。

それでも軽い段階で解除していれば、全力に近い所の力を出せる。

(足首のスナップを強く使わなければ、他の動作は全力でいける)