理想ペース配分理論 (序1)

〜 100M平泳ぎ理想ストローク数 〜

高橋 大和
2009.12.10

  

 

■ 長水路100M平泳ぎの理想ストローク数(理論値)

北京五輪100M平泳ぎ決勝の北島康介選手の泳ぎを理想のペース配分(理想の泳ぎ)と仮定し、この時の北島康介選手を基準にして求めた、各ゴールタイムごとのストローク数(理想ピッチ)。

 

 

※※ 備考 ※※
【備考 1】

『ストローク数』や『ストローク長の計算』は、スタート時のひと掻きひと蹴りで10M、ターンの時には7.5Mと仮定した。
つまり、『浮き上がってから前半40M、後半42.5M泳いだ』と仮定した時の『ストローク数』であり、『ストローク長』である。

【備考 2】
この表のストローク数は、単純に『泳速の比率』で求めている。
実際には、遅い選手ほど、ひと掻きひと蹴りの距離も短く、その分、表の理論ストローク数よりもストローク数が増えるはずだが、その事は考慮していない。また、考慮する必要もない。

なぜなら、

『速い選手ほど、抵抗が大きくなり、その分ストローク数が増える。しかし、遅い選手は姿勢が悪く、泳速による水の抵抗とは別に抵抗が多く、ストローク数が増える。』

といったような相殺される要因があり、また、ストローク数はおおよその目安数値であるため、小さなファクターを考慮する必要はないためである。

『小さな面の学術的な正しさよりも、選手の立場から見て、有益な情報である事が大切だ』

という基本方針で考えています。

【備考 3】
遅い選手ほど、誤差が大きい(はず)。私の個人レースの結果からすると、1分10秒くらいまでは正しい(と思われる)。
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