マスターズ大会に出よう! (1) 〜 マスターズ大会とは 〜 2010.06.10 |
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■ マスターズ大会とは マスターズ大会は、試合ではなく娯楽だ。
『大会』と、一般の人が聞くと、試合を思い浮かべるせいで、 『まだ、大会に出るようなレベルじゃない』 と考えてしまいがちだ。
しかし、ゴルフのマスターズ大会とは違い、水泳のマスターズ大会は、泳げない人も出てくるし、100歳でヨボヨボ泳ぐ人もいる、遊泳が主目的だ。 (水泳競技と同様に、陸上競技にもマスターズ大会がある)
マスターズ大会には、『競う』という辛い面は、競泳選手の私ですら感じる事はなく、ほど良い緊張を感じながら、非日常を楽しむ場であり、とても楽しい大会だ。
オリンピックに出れる人は、一握りの人間だけだが、マスターズ大会なら、日本マスターズ大会はもちろんの事、世界マスターズ大会にさえも出れる。
代表選考会などなく、出たい人は申し込めば、出れる。 (世界大会には、すごく遅い、誰でも切れる標準タイムはあるのですが、嘘ついて出ても誰も怒らないはずで、もし私が初心者なら、平気で嘘ついて出ちゃいます。その程度の大会です)
今現在は、平日に連休を取れる人が、海外の世界大会へ出場しているが、 (だから、子育てが終わった世代の女性が、海外旅行ついでに参加する事が多い) 世界中でマスターズ大会の人気が出てきているので、いずれレベルが上がって、出場制限が厳しくなるかもしれない。
マスターズ創世記である現在は、誰もが『日本代表』『Japan』の看板を背負って、外国人と交わえるチャンスだ!
未来では、『私は、元日本代表です』と自慢できる日が、きっと来る (^.^)
プールに来て、泳ぎ始めて、少し刺激が足りなくなってきたら、是非、参加してもらいたい。
■ マスターズ大会の詳細 マスターズ大会は、
・ 18〜24歳クラス
(このクラスは日本国内だけ)
といった具合に、5歳刻みでレースを分けて、順位も決める。 順位、大会記録、日本記録、世界記録が、各年齢クラスごとに存在する。
そのおかげで、マスターズ大会に出場していると、歳を取る事が待ち遠しくなり、唯一喜べる楽しみになる。 歳を取って、1つ上のクラスに上がった直後は、今までのクラスよりもレベルが下がるので、去年とタイムが同じでも、順位だけが勝手に上位に来るので、早く歳を取りたくなるわけだ。
生きていて、『老化する楽しみ』なんて、そうそうない。 小学生の頃に、 『早く制服を着たい。早く大人になって、好きな事をしたい』 と思った、ワクワク感以来の事となるはずだ。
■ レースの距離 25Mのレースが一番短い距離になる。 泳ぎに自信がなければ、25Mでも良いわけで、泳ぎに自信がない人は、25M自由形か、50M自由形から参加するのが、ベターだろう。 (ただ、25Mはあっという間に終わって、面白くないので、個人的には50Mの方が良いと思う)
競技としては、 25M が、各種目ごとにあって、自由形だけは、さらに、 400M があるが、長い距離の場合、どの大会でもあるわけではなく、限られた大会にしか存在しない。
個人メドレーは、100M、200M、400Mがあるが、ここを見るような初心者が、いきなり個人メドレーを泳ぐ事はないだろうから、個人メドレーやリレーの事については、ここでは基本的に触れない。
■ 主催する団体 マスターズ大会は、日本マスターズ水泳協会が主催し、 インターハイやインカレは、日本水泳連盟が主催する大会で、 マスターズと、日水連とでは、団体が違う。 (実際には、日本水泳連盟の役員さんたちが、マスターズ協会も兼任しているので、顔ぶれは同じなのだが、基本的にお互い関係のない団体となる)
ルールはどちらの団体でも、おおよそ同じだが、マスターズの方は、泳げない人の事を考慮していて、ルールが甘く設定されている。
つまり、マスターズ大会でどんなに速く泳いでも、オリンピック出場の資格は、得られない。 オリンピックに行きたければ、日本マスターズ協会ではなく、日本水泳連盟の大会に出場しなければならない。
初心者的な視点から見れば、 『マスターズ大会に、現役オリンピック選手が出てくることはなく、レベルが低くい。初心者が心配したり、恥ずかしがるような事は、まったくない』 という事で、安心して参加して大丈夫だ。 (マスターズ大会に、オリンピック選手が出ても良いので、元オリンピック選手や、現役復帰しようとしている選手は、少数ながらいますけど)
■ 溺れても大丈夫 マスターズの大会では、溺れる人もいるし、途中で棄権する人もいるし、体に障害を抱えている人もいるし、目がまったく見えない方すらも、たまにいる。
溺れても心配する事はなく、プールサイドには、かっこいいムキムキお兄さん、ピチピチのおねえさんたちが、浮き袋を持って立っていて、溺れた時は、肌を密着して救助してくれる (^.^) しかも、マスターズに参加する人の中には、たくさんのお医者さんがいて、一流の医師が、続々と駆けつけてくれるので、われわれ凡人が、こんなVIP待遇を味わうチャンスは、そうそうない。
遠慮したり、恥ずかしがるような雰囲気は、まったくない。
■ 飛び込む必要もない 『飛び込めないから・・・・』 という人も心配ない。
マスターズの大会では、プールの中に入ってスタートする事が許されていて、スタート台から飛び込む必要はない。 飛び込まない人は、たくさんいる。
初心者が恐れるような事は、何もない。
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