〜 参考 〜

他の選手はどうなのか?たまたま弾道理論に沿った日原選手を使ったのではないかという疑問に答えるために、おまけ。

スタート台を蹴り出した直後の弾道の乱れは、それだけ角度が付いて飛び出しているという事。

水面に近い側は、飛び出した角度に相当する落下が起きた放物線となっている。

すでに紹介した日原将吾選手。

2001年宮城国体50Mバタフライ優勝団野選手。筋肉質で非常にパワーがある。後ろ足重心のクラウチングスタート(ドルフィンキックはあまりうまくない。スタートは速い方ではない)。

 

国体茨城県成年代表で日原選手についでスタートのうまい梶田選手。この時はパイクスタート気味。それでも速いのは入水直後の処理がうまいため(もともとバックの選手である事もありドルフィンキックは、相応にうまい)。

 

2004年埼玉国体から4年連続50M自由型の表彰台に上った田沢選手。30歳を超えても日本選手権の標準タイムを突破してくる選手。スタートでの出遅れ克服を毎年の課題としてきたが、年々スタートは速くなっている(ドルフィンキックはあまりうまくない)。

グラブスタートの私。不器用なので、まっすぐ前に飛び出すスタートを完成させる前に、ベターな水面に突入するスタートに変えようとした時。グラブスタートはスタート音後、どうしても腰が落ちてしゃがみ込む無駄な時間が出るため、この後、結局、日原選手のマネをして前足重心クラウチングスタートに切り替えた。スタートはかなり下手なのだが、2007年9月の神奈川県超水路マスターズ大会の後、この弾道理論を思いついて、数回のスタート練習を行って(スタート台が使える笠松運動公園を使えるのが週末だけだったので)、9月下旬の秋田国体までに15M通過タイムで平均0.2〜0.3秒速くなった。