延岡スイミングはこんなところがすごい

非営利スイミング
 なんといってもスイミングスクールでありながら非営利である。富岡先生も公務員であり無給で教えている。頭が下がる(当時はおそろしい人だと思っていたが。はは)。

最強の指導者、富岡先生
 プロレスラーのザ・グレートカブキを

「あ〜あいつか」

呼ばわりするザ・グレートカブキの先輩である富岡先生はめちゃめちゃ強い。俺の人生で一番強い人である。まじで並みじゃない強さだ。見た目が怖いとは違う。まじの強さ。延岡スイミング経験者なら誰しもそう思うはず。でしょ?OBのみなさん。

水温8度生物 (2004.11.8修正)
 冬でも水である。寒さをしのぐためビニールハウスになっている。夏は台風でビニールがやぶれるまで付いているので水温35度。ビニールハウス内は50度の室温計が振り切れている。水は緑に濁り、ゲジゲジ、アメンボ、オタマジャクシなどなどたくさんの微生物と一緒に泳ぐ。真緑のプールの底だけはややひんやりしている。

冬は水温8度。幼稚園生だろうが女だろうが泣こうが冬でも水である。冬の水の寒さは想像つかないだろうが恐ろしく寒い。頭はカキ氷を一気食べをした時のようにキーンとなり、男の場合は金玉が上がって3分ほど息が出来ない。5分ぐらいすると数分間だけ体が火照って暖かくなるのだが、その後は極寒。考えるのはマッチ売りの少女状態。コタツに入ってる自分とか、ストーブにあったっている自分を考えて泳いでいる。俺なんか中学生にもなってゴーグルをかけてる最中だけ寒くてベソをかいていた。

ちなみに同じ延岡市の東海(「とうみ」と読む)スイミングも同じである(やはり非営利である)。俺の入る1年前はこのビニールハウスもなく、冬は氷が張っていた。それでも体を氷で切って血を流しながら練習をしていた(これも事実)。

寒さ対策はビニールハウス
 ビニールハウスのビニール張りは選手の親がやる。やぶけたビニールの修理は選手がする。

原始的トレーニング
 お金がないので陸トレ道具、練習道具はひたすら自作である。ビニールハウスの鉄骨の上り下り。石の上げ下ろし。城山、今山の階段上り下り。パドルはプラスチックの板を削って作る。チャリンコのタイヤチューブ引き。人力車。おんぶ。トレーナーを着て泳ぐ(あ〜なつかしい練習が次々出てくる)。おかげで怪我が少ない。

燃えるレクレーション
 恒例のレクレーションがある。鏡山登りと、スミエのキャンプ。鏡山には秘密のルートを開拓し、走って1番に登ることに燃える。小学校の時、秘密のルートだといって草むらに入っていって遭難しそうになった。まじで怖かった。


10年たたないと分からないきびしい愛情に感謝していますm(__)m